| M・CITY | 大型武装ホバーカー「コンフリクト」 |
| AIR PORT | 高機動爆撃機「バズコック」 |
| SKY HIGH | 量産型自動巡視機「ボアダム」 |
| SEWAGE SYSTEM | 拠点防衛型移動要塞「ディヴィット」 |
| HIGH WAY | エンビー ソバット ブルント |
| Z・CITY | 拠点防衛用爆滅機「グラビー」 |
| BUILDING | 究極磁界制圧クラフト「ディスチャージ」 |


よぉ! 俺がD.Dだ! 武装銀行強盗犯をとっ捕まえろとの指令を受けた俺達ゼロコップは、マンハッタン南部にあるニューバッテリーパークに出動した。現場付近の道路にはデッケェ穴ボコがあいてやがるし、こいつは只事じゃねぇ…! 先を急ぐ俺達に街のサイボーグジャンキーどもが襲い掛かってきたが、軽く蹴散らして現場に到着! …突然メガでかいホバーカーが銀行の壁をぶち破って出てきやがった! 奴等は一般警察隊の包囲を難なく突破し、ゼノビアに向かって逃げだした。くそっ、ここは俺達にしか止められねぇ! 行くぜゼロコップ! 凶悪強盗犯をまとめて逮捕だゼ!
銀行を襲撃した武装ホバーカーはギガンテックサイバートロン社(GC社)が消火活動用として販売したもの。水上走行が可能なため船舶火災現場等でその性能を発揮する次世代消防マシンとなるハズだったが…。高性能故扱いづらい大出力エンジンや汎用腕の過度な馬力など、消火活動用とは思えない仕様に現場からの疑問の声も多かった。犯人が使用した機体は、これを武装改造した物と思われる。

よぉ! そこのニイちゃん! アタイの話が聞きたかったら
金ぇだしな! …何ビビってんのさ! 冗談だよ! アタイのことはバースデイって呼んどくれ! ヨロシクなっ! アタイたちはGC社が兵器の密輸をしてる証拠を掴めっていう指令を受けてゼノビア国際空港に来たわけナンだけど…。おやおや空港ロビーに軍なんか配備したりして、なんだか穏やかじゃないねぇ。ロビーで戦争でもおっぱじめようってのかい? いい度胸じゃないか。アタイが皆殺しにしてやるよ!
GC社による兵器密輸出は確認されただけでも7ヶ国に対して行われていた。その内4ヶ国が対外攻撃的性格の強い国家であるため、これ以上の兵器輸出は危険と判断し、証拠を得られないままゼロコップ投入に至った。GC社製の兵器は低価格で高性能と評判が良く、特にレーザー兵器は業界一と言われている。この機体にはカートリッジ式大型砲台2機に高出力ソードレーザーを始めとした各種光学砲機がエントリーされており高い攻撃性能を備えているものの、高速移動による広範囲爆撃を主目的とした設計の為、
近接戦闘は不得手だと思われる。

ハ〜イ! 俺はゴールデン。う〜ん空を飛ぶのは気持ちがいいねぇ。このくらい高いと、あの小汚い街が何と美しく見えることか! さて、ここはマンハッタン上空。ゼノビア方面から飛来した所属不明の航空機が確認されたってコトで、俺達はそれらの追跡・調査をしにきたってわけ。俺達が出動するってことはそれなりの危険が待ってるってことなんだけど、案の定そいつらは兵器を輸送している真っ最中。こんな真っ昼間に堂々と兵器を輸送するなんて何だかクサいけどそんな事は俺の知ったことじゃないさ! さっさとやっつけてカワイコちゃんとデートだぜ!
GC社が市街地における暴徒の鎮圧を目的に製造したのがこの機体。都市上空を巡回し事件発生時には降下して犯人を追跡・捕縛する。高機動バーニアを5機装備しており、入り組んだビル街での追跡行動も可能。比較的大型であるため狭い路地などでの運用には向かないが、小型自動追尾機を大量に放つ事によりその問題を解決している。しかし実用試験初日に暴走し、死者31人重軽傷者326人を出すという大惨事を起こした為、生産は中止された。

ったく臭ぇなぁ! クソ司令官めっ! こんなドブ臭ぇ下水道に何があるってんだ。兵器の密造管理? バカ言え、そんなもんが…うおっ! 何だこりゃぁ? …どう見てもただの下水処理施設には見えねぇな。しかも見たこともねぇような兵器が大集合ときたもんだ! おおっとあぶねぇ! もう少しでレーザーで焼き殺されるところだった…。みんな気を付けろ! ここの兵器はマトモじゃねぇ。こんな物作って連中は何をしやがるつもりなンだ…。まあいい。どっちにしてもこのTAG−T様が壊しまくってやるぜぇ!
GC社は下水道管理と偽って、兵器密売のための商品管理を文字どおり地下で行っており、今回確認されたこの機体も中東方面へ輸出される直前であった。同機は、異なるタイプの砲台と瞬時に交換が可能かつ破壊された際切り離すことができるカートリッジ砲台が6機と、同種銃機のみ着脱可能な簡易タイプ6門を搭載。主砲には二重三重に砲台が隠装されている。このような武装から、同機は拠点防衛における時間稼ぎ的な役割に最も適していると思われる。

一連の事件の黒幕を突き止めた拙僧らは、ゼノビア中心部バーチャルリゾートエリアに奴等を追いつめることに成功した。しかしそれは汚い罠だったのだ。そこいらじゅうから重武装したサイバネ犯罪者どもや重戦車が襲い掛かってきおったが、このジュージ様の敵ではない。ちぎっては投げ、ちぎっては投げであっという間に一網打尽よ! しかしなにやら嫌な予感がするのう。この道路の先に何が待ち受けておるのか…もしかしたらあの3人組が…? いや、奴等は確かに拙僧らが豚箱に放り込んだはず。それとも警察まで奴等の手に落ちたとすると…。 とにかく褌を締め直してかからねばなるまい!
Z・CITY![]() ![]() エンビー達の逮捕により、一連の事件にGC社が関与していると確信した政府はマリア、ゴールデン、そしてこの私、ストローマンからなるPWチームにGC本社への直接攻撃を命じた。本社はゼノビア島最深部スカムシャフトに存在し、そこに至るまでにはA5地区を通過しなければならない。このエリアはスラムと化しており、他に行き場の無い人々が虫のように身を寄せ合って生きている。そして…どうやら我々を倒したものに莫大な賞金が出るらしい。すべての住民がさまざまな兵器を駆使して我々に襲い掛かってきた。我々は彼らを排除する。指令どうりに。…悲しい街だ。ここに大地の声は何も聞こえてこない…。拠点防衛用爆滅機「グラビー」 違法兵器の製造販売を行っている業者は年々増加しており
それを取り締まる当局との間で際限の無いいたちごっこが繰り広げられていた。GC社においても、いつ武装監査部が乗り込んでくるか予断を許さない状況で、それに備えて急遽開発配備されたのが拠点防衛用爆滅機「グラビー」である。同機はGC本社の防御要塞であるA1地区の最終防衛線に配備されており、12本のサブマニュピレーターからの一斉攻撃は一匹の虫すら逃がさないほどの弾幕を形成する。まさに爆滅機の名にふさわしい機体といえよう。BUILDING![]() ![]()
GC本社社長室に踏み込んだ成功したアタシ達は、早速奴のハゲ頭に照準を合わせ引き金を引き絞った。しかし、信じられるか? あのハゲの野郎、社長机を要塞化してやがったンだ! …まんまと逃げたつもりだろうが、そうはいかない。このショーティーさんを怒らして無事でいたやつぁいないんだ。と、息巻いて突き進んだアタシ達の前に現れたのは謎の緑色をしたカプセル群だった。しかも一部のそれには人影らしいものが動いているのが見える。…奴等…いったい何をやってやがったんだ? そして驚くアタシ達の前に姿を見せたのは…。究極磁界制圧クラフト「ディスチャージ」 人の生命力をエネルギー化する「マスター・カプセル」をエネルギー源としたGC社の秘密実験機。同カプセルにより従来では考えられないほどのエネルギーゲインを実現しており、その巨大な機体を浮遊させることに成功している。もっとも稼動実験も行われないままゼロコップ達に踏み込まれたため、ぶっつけ本番でギガヤマ社長自らが操縦。その類まれなる生命力ゆえか、予測値をはるかにオーバーする出力を記録したものの、稼動数分後に緊急脱出ユニットを除いたすべての部分が完膚なきまでに破壊され、有効性についてははっきりしないままとなった。とはいえ、AIのサポートによる複数兵器の同時使用などで、個人操縦の兵器による単位時間当たりの攻撃力としては世界最高クラスであったことは間違いない。 エイティングのトップへ 「バトライダー」メインPAGEへ
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